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東京港の安全を守り、便利に使えるようにくふうすることも、たいせつな仕事の一つです。そのために、いろいろな施設やしくみの協力が考えられています。
<船の安全な航行のために>
東京港に船が出入りするときは、「東京海上保安部」(運輸省)に連絡して、その指示に従って航行や停泊をします。保安部はレーダーや信号灯、航路標識、巡視船などを使って、せいり海上交通の整理をします。

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<正しい貿易と人々の出入国のために>
お互いの国の貿易を正しくのばすために、「東京税関」(大蔵省)では、東京港、成田・羽田空港を出入する品物が、貿易してもよいものかどうか詞べます。
また、外国の品物が新入される時にかかる、税金(関税)の仕事もします。「東京入国監理局東京港出張所」(法務省)は、外国人が上陸してもよいかどうかを、船の中などで調べる仕事をしています。
<人や動植物の伝染病などを防ぐために>
外国からコレラやペストなどの恐ろしい伝染病が入らないように、きめられた場所で検査するのが「東京検疫所」(厚生省)の仕事です。
「動物検疫所」(農林水産省)は、動物や肉ハムなどの検査をし、植物やオレンジ・レモンなどのくだものは、「植物防疫所東京支所」(農林水産省)が検査をします。
<港の治安・災害を防ぐために>
「東京水上警察署」・「臨港湾防暑」(東京都)の船は、いつでも出動できるようになっています。船や港で働く人々が、安全に仕事ができるよう、「関東運輸局東京海運支局」(運輸省)では、船員の技術や船などの設備のために、いういう指導をしています。

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植物防疫所の検査

 

 

 

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